第4回 全体講評(ワンセンテンス・ワンメッセージ)

今回のテーマは「ワンセンテンス・ワンメッセージ」でした。

たいした説明もしなかったのに

「ワンセンテンス・ワンメッセージって、なんですか?」と聞いてくる方もいらっしゃらず笑

みんな優秀だな!と思いながら、書き直しの文章を拝見していました。

提出したみなさん、おつかれさまでした。

ワンセンテンス・ワンメッセージとは

そこでまずは、ワンセンテンス・ワンメッセージについて解説します。

日本語では「一文一義」です。

ワンセンテンス=一文=「。」がくるまで

おさえるべきポイントはこれ↓だけ!

ひとつの文の中に

主語と述語の組み合わせが、ひとつだけ!

これだけです。

文字どおり、ひとつの文にひとつのメッセージ、として考えるよりもカンタンですね。

これを「単文」といいます。

日本語の文法とも関わるので、さらに解説。

●単文とは→主語+述語

※もっともシンプルな文章の形状

例)私はりんごが好きです。

●重文(じゅうぶん)とは→主語+述語&主語+述語

※単文が並列になる。接続詞でつながることが多い

例)私はりんごは好きですが、りんごジュースは苦手です。

●複文(ふくぶん)とは→主語+(主語+述語)+述語

※単文の中に単文が組み込まれている

例)私は、母が作ってくれたアップルパイを食べました。

ほかにも、重複文とか、もっと複雑なものもありますが割愛。

文としては修飾語も入ってくるのが普通ですが、あえて主語と述語だけに絞りました。

国語の授業じゃないですから!笑

つまり、主語と述語の組み合わせを1回にすれば

ワンセンテンス・ワンメッセージになりますよ!ってことを、覚えておいてくださいね。

なぜ、ワンセンテンス・ワンメッセージが必要なのか?

理由はひとつです。

読み手に誤解を与えないため!

これ意外の役割は、ないですね。

でも、これが「正義」というわけではありません。

ずっと単文が続くのは、やはり単調ですし、同じ言葉が何度も出てきたりして余計に読みにくいこともあります。

だから、重文や複文も、使っていいんだけど

誤解を与えないように考え抜く必要があります。

だからこそ、単文はどう書くのか?を知っておくことで、使い分けができるようになるんです。

そのため今回、みなさんに練習していただきました!

今回のケースなら「先日」が、どこにかかるのか?を明確にするにも、単文にすることで、やりやすくなりますし

重文や複文になると「先日」がどこにかかるのか、わかりにくくなります。

ご自身で実感できたのではないでしょうか。

書き直しの条件

  • ワンセンテンス・ワンメッセージ(ひとつの文に、ひとつのメッセージ)になるように書く
  • 原文では「先日」が、先日断食をしたのか、先日ブログに投稿したのか、どちらにもとれるため、どちらか一方だけにすること
  • 書かれている要素はすべていれること(勝手に省略しない。ただし、追加はOK)
  • センテンスごとの順序は問わない

書き直し対象の文章

先日、はじめての断食をしたとブログに投稿していたAさんが、

余命一年と診断されたものの、食事療法や自然療法によって

薬も飲まず手術もせず、病気を克服したと豪語するB山C子氏の著書『生きる』を紹介していたので

私も読んでみることにしたが

電子書籍が販売されておらず、仕方なくAmazonで注文した。

書き直すときのポイント3つ

1)主題=何を言いたいのか?を読み取ること

2)一番言いたいことから書き始めると、迷わない

3)文章の意味だけでなく、書き手の感情を読み取ること

ひとつずつ解説します。

1)主題=何を言いたいのか?を読み取ること

今回のケースですと、ホントに「何が言いたいの?」って感じだったので

意図を読み取るのが難しかったと思います。

でも、ここから考えた方が意外に多く、さすがアユミズム受講生だな!と思いました!

どこを主題にとるかは、ひとそれぞれでいいですが

私なら「本を買った」ということを、主題に絞ったと思います。

2)一番言いたいことから書き始めると、迷わない

ということで、本を買ったところや、本の紹介から書き始めると、出口まで一直線。迷わずにすみます。

言いたいことを先に言う!というのは

書き直しだけでなく、自分がイチから書くときにも使えるテクニックですね。

3)文章の意味だけでなく、書き手の感情を読み取ること

今回のケースだと「仕方なく」の部分です。

勝手に消してしまった方もいたし

「仕方なく」の違和感に気づいた方もいましたが

なぜ「仕方なく」だったのか?を、カンペキに書けている方はお一人だけでした。

書き手は、すぐにでも読みたいと思ったから、電子書籍を探したのかもしれないし

ちょっとでも安く買いたいから、電子書籍を求めたのかもしれません。

ここは、書かれていないので、私もあくまでも想像ですが

Aさんのブログを読んで、いてもたってもいられない気持ちになり、すぐにでも読みたかったんだろうと、感じました。

こういう感情が「仕方なく」にあらわれていたのだろうと、推察します。

違和感を覚えたのに言語化できなかった方は、惜しかったですね!

みなさんの書き直しを紹介

提出してくれた文章と、理由をセットで区切ります。

以下提出順です。ご本人にお送りしたフィードバックは割愛いたします。

Aさん

「先日、はじめての断食をしました。」

とAさんがブログに投稿していた。

断食をした理由は、B山C子氏の著書「生きる」を読んだからだそう。

余命一年と診断されたB山C子氏。

薬も飲まず手術もせず病気を克服したと豪語している。

ではどうやって?

食事療法や自然療法で体質改善に取り組んだそうだ。

興味をもち私も読んでみることにした。

ところが電子書籍が販売されていない。

仕方なくAmazonで注文。

読むのが楽しみだ。

<この文章にした理由>

SNSっぽくちょっと付け足してみました。

Bさん

先日、Aさんのブログで、はじめての断食をした時の投稿を読んだ。

その投稿で『生きる』という本が紹介されていた。

『生きる』は、著者B山C子氏の食事療法や自然療法について書かれている。

余命一年と診断された著者は、これらの療法によって薬も飲まず手術もせず病気を克服したと豪語する。

興味を持ったので私も読んでみることにした。

電子書籍はなくAmazonで注文した。

<この文章にした理由>

時系列にして、誰が何をしたかをわかるように
文を分けました。

Cさん

はじめての断食をしたとAさんが先日ブログに投稿していた。

その中で、B山C子氏の著書『生きる』を紹介していた。

その本では、余命一年と診断されたものの、食事療法や自然療法によって

薬も飲まず手術もせず、病気を克服したと著者が豪語しているそう。

そこで私も読んでみることに。

が、電子書籍で販売されておらず、仕方なくAmazonで注文した。

<この文章にした理由>

登場人物と、動詞を振り分けて
書き直しました。

動詞「?していた」ばかりで単調になりそうだったので、
助詞で止めてみたりしました。
最後まで読んでもらえたら、
という意図です。

元の文章では、
なんとなくしか伝わりませんね。
私もやりがちなので、気をつけたいと思います。

Dさん

本日、B山C子氏の著書『生きる』を注文しました。

この本を知ったキッカケは、Aさんのブログです。

Aさんは、先日初めての断食をした、と投稿していました。

また、そのブログ内で、この本を紹介しています。

『生きる』は、B山C子さんの体験記。

B山C子さんは、余命一年と診断されました。

ですが、食事療法や自然療法を行い、病気を克服したそうです。

「薬も飲まず手術もせず、病気を克服した」と豪語されています。

食事療法や自然療法の内容はどんなものなのか?

気になったので、読んでみることにしました。

ちなみに、この本ですが、電子書籍は販売されていません。

読みたいので仕方なく、アマゾンで注文しました。

手元に届くのが楽しみです。

Eさん

先日、Aさんがはじめての断食体験をブログに綴っていました。

そのブログで紹介されていたのが、B山C子氏の著書『生きる』。

B山C子氏はなんと余命一年と診断されたにも関わらず、食事療法や自然療法によって薬も飲まず手術もせず、病気を克服したそう。

Aさんの紹介を読んで私も興味を持ち、『生きる』の電子書籍を探しました。

しかし残念ながら電子書籍版はなかったため、Amazonで注文しました。

<この文章にした理由>

・原文では「先日」が、先日断食をしたのか、先日ブログに投稿したのか、どちらにもとれるため、どちらか一方だけにすること

→ どちらの解釈なのか分かりませんでした。

なので、「先日、Aさんがはじめての断食体験をブログに綴っていました。」という文章にしました。
ただワンセンテンス・ワンメッセージのルールに当てはまるか?自信がありません…。

・仕方なくAmazonで注文した。

→ 唐突な「仕方なく」という表現に違和感を感じるので、違う表現を考えました。

Fさん

先日、Aさんがはじめて断食したとブログで投稿していた。

そのブログでAさんが、B山C子氏の著書『生きる』を紹介していたので、私も『生きる』を読んでみたいと思った。

『生きる』は、B山C子氏が余命一年と診断されたものの、食事療法や自然療法によって薬も飲まず、手術もしないで病気を克服したという内容。

電子書籍では販売していなかったので、Amazonで書籍を注文した。

<この文章にした理由>

元の文章は、だらだらと長く続けて書かれていたので文章を区切りました。

あとは文章を並べ替えて、わかりやすくしました。

Gさん

電子書籍がなくてAmazonで本を買った話。

ブロガーのAさんが、先日はじめて断食したそうだ。そんなAさんが『生きる』という本を紹介していた。

『生きる』は、B山C子氏の著書。B山氏は、余命一年と診断されたものの、食事療法や自然療法によって、薬も飲まず手術もせず、病気を克服したと豪語する。

読んでみることにしたが、なんと電子書籍がない。仕方なくAmazonで注文した。

<この文章にした理由>

これを書いた人は「電子書籍版がなかったことが残念だった」「仕方なくAmazonで本を買った」話がしたいのかなと思ったので、それをタイトルのように一番はじめに持ってきました。本を買うきっかけ(Aさんの件)?本の概要(B山さんの件)?最後にもう一度、それで読んでみたくなったが電子書籍がなくてAmazonでポチったよ、という流れがあったら読みやすいかと思い、この文章にしました。

Hさん

B山C子氏の著書『生きる』をAmazonで注文した。

Aさんのブログで紹介されていて興味を持ったので。

B山C子氏は余命一年と診断されたが、薬も飲まず、手術もせずに病気を克服したと豪語してるらしい。
食事療法や自然療法を実践したようだ。

Aさんは、はじめて断食したことも先日のブログで投稿されていた。
食事療法を実践しているAさんが紹介してる本なので、きっと参考になる内容なのだろう。

ほんとは電子書籍がよかったけど、販売されてないから仕方ない。
Amazonから本が届くのを楽しみにしている。

<この文章にした理由>

元の文章の結論は、「生きるという本を注文したこと」と考えました。
ただ、本当はなにが言いたいのかよく分からず、悩みました。
ワンセンテンスに詰め込むと伝わりにくい、ということを実感しています。

Iさん

B山C子氏の著書『生きる』を購入しました。

先日、はじめて断食をしたAさんが、
ブログでこの本の紹介していた投稿を見て、
読んでみたいと思ったからです。

B山C子氏は、余命一年と診断されたものの、食事療法や自然療法によって、薬も飲まず手術もせず、病気を克服したと豪語する人。

電子書籍がよかったのですが、販売されていなかったので、仕方なくAmazonで注文しました。

<この文章にした理由>

まず、この人が一番伝えたいことは何かを考えました。

・Aさんのことが言いたいのか?
・B山C子氏のことなのか
・本を購入したことが言いたいのか?

で、本を購入したことを伝えたい文章にしました。

Jさん

私は、Aさんが「先日、はじめての断食をした」というブログを読んだ。

その中でB山C子氏の著書『生きる』を紹介していた。

B山C子氏は、病気のため余命一年と診断されたが、薬や手術に頼らず食事療法や自然療法で病気を克服したと豪語する内容だそう。

興味があり読んでみようと思ったが、残念ながら電子書籍のみのようだ。

仕方がないので、Amazonで注文した。

<この文章にした理由>

こちらの文章にした理由は、元の文章は一文が長くわかりにくいため、メッセージごとに書き直ししました。

Kさん

先日Aさんがブログに、初めて断食をしたと投稿。

Aさんが参考にした本、B山C子氏の『生きる』は、病気を克服した記録らしい。

余命一年と診断されたB山さんは、食事療法や自然療法で薬ナシ手術ナシで病気を克服した、と豪語しているそうだ。

電子書籍が無かったから、私はAmazonで単行本を注文した。

<この文章にした理由>

SNS仕様にしようと、短いセンテンスを心がけましたが、大変でした。
語尾など言葉の使い方も難しかったです。
ワンセンテンス・ワンメッセージは、簡単なようでそうではないことも実感したり。
そもそもSNS仕様って何?と、途中で突っ込みを入れながら書き直しました。

Lさん

先日Aさんのブログに

B山C子さん著書『生きる』

という本が紹介されていた

余命一年と診断されたが

食事療法・自然療法によって

薬と手術に頼らず病気を克服した

という内容のもの

Aさんは本の影響をうけて

初めて断食をしたという

私も読みたくなり電子書籍版を探したがなく…Amazonで注文した

<この文章にした理由>

一番伝えたいことは何か?
を考えて文章を作成しました。

本の影響で『断食をしたこと』『本を購入したこと』と行動をおこすきっかけになったので、本の紹介を一番最初に入れました。

Mさん

B山C子著の「生きる」をAmazonで注文した。

この本を知ったきっかけはAさんのブログだ。

Aさんは、はじめての断食について、先日ブログに投稿していた。

「生きる」は断食にチャレンジするほどに健康意識の高いAさんが紹介する本、
ということで興味がわいた。

著者のB山C子氏は医師から余命一年と診断を受けていた。

彼女は薬にも手術にも頼らず、食事療法と自然療法によって病気を克服したと豪語している。

早く読んでみたいが電子書籍が販売されておらず、仕方なくAmazonで注文したのだ。

<この文章にした理由>

結局何を一番言いたかったのかな?
を考えたとき、

「生きる」を注文した
(早く読みたい)

ではないかと思い、
最初と最後に本を注文したことを記載しました。

一文に主語と述語をひとつずつ、S+Vの文型になるようにしました。

本を読んで感銘を受けたから誰かに紹介したい、
というなら理解できるのですが、
注文しただけで投稿する意図がわかりませんでした。

Nさん

先日はじめての断食をしたと
ブログに投稿していたA さん。
彼女が紹介していた本に興味を持った。

病気を克服したと豪語する、
B山C子さん著書『生きる』
余命一年と診断されたB山さん。
彼女は食事療法や自然療法によって
薬も飲まず手術もしていない。

私も読んでみることにした。
だが電子書籍はない為、
仕方なくAmazonで注文した。

<この文章にした理由>

SNSに投稿された文章の見た目を
まず整えました。
冒頭から悩みましたが、誤解が無いように
この形にしてみました。

模範解答

最後に、私ならこう書くかなーというのを、のせておきます。

今回のテーマである「ワンセンテンス・ワンメッセージ」にこだわるなら、として読んでください。

「これは読まずにはいられない!」という本を購入しました!

B山C子氏の著書『生きる』です。

出会いのきっかけは、Aさんの先日のブログ。

Aさんは、この本を読んで断食をしたそう。

著者のB山C子氏は、次のような方です。

・余命一年と診断を受けた

・しかし、薬も飲まず手術もせず病気を克服したと豪語

・食事療法や自然療法で体質改善に取り組んだ

私も自然派のため、詳しい内容に興味がわきました。

すぐにでも読みたいと思いましたが、残念ながら電子書籍がない!

仕方なく、Amazonで紙の本を注文したけど、まだ届きません。

到着したらすぐに読んで、感想を紹介しますね。

いかがでしたでしょうか。

結果を見ての感想も、ぜひお寄せください。

間違っても、うまく書けなくても、大丈夫。

練習の場なので、チャレンジすることが大事です。